妙高高原ビジターセンターのスタッフによる、移りゆく妙高の自然についてつづるブログです。
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外来種駆除活動
6月25日(日)に特定外来生物「オオハンゴンソウ」の駆除イベントが行われました。
今の時期はまだ花は咲いていませんが、7~9月には鮮やかな黄色の花をつけます。


きれいな花で、妙高高原では道路脇にも見られますが、きれいだけでは済まされないんです。
なぜオオハンゴンソウを駆除するのかというと、
もともとその地域に存在しなかった生物を人間が持ち込むことによって、
生物の多様性や独自性を脅かす一つの要因になるからです。

オオハンゴンソウは環境省が特定外来生物に指定しており、
外来生物法で飼養・栽培・保管・運搬・輸入・譲渡・放出といった行為が規制されています。
さらに「緊急対策外来種」に分類されており、対策の緊急性が高く、積極的に防除を行う必要があります。
もし外来種を放置したままにしていると、日本中が外来種だらけになり、どこの自然風景も似通ったものになってしまうかもしれません。

オオハンゴンソウの厄介なところは、種子の他にも、埋土種子(土壌シードバンク)や地下茎を伸ばして群落を広げるので、根こそぎとらないと根絶することはできません。

というわけで、一般の方に参加していただき、スコップで根から掘り取る作業をしていただきました。


深くはないものの、横に走る地下茎や根がガッチリ土をつかんでいるので、掘り取るのには苦労します。






みなさんのご協力のおかげで、今回は約300株駆除することができました。

駆除前


駆除後


最後はオオハンゴンソウを天ぷらにし、食べて駆除しました。


外来種の問題は、ここ妙高高原だけに限ったことではありません。
皆さんがお住まいの地域にも入り込んできているはずです。
まずは外来種について知り、そして周りの人に伝え、できれば駆除活動に参加してみてください。
そうした取り組みが、次世代に豊かな自然を残すことにつながっていくのだと思います。

次回は7月30日(日)に駆除イベントを予定しておりますので、
ぜひご参加いただき、自然環境に対する意識を変えるきっかけにしていただければと思います。

校外学習
今日は新井中央小学校3年生のみなさんが
地域の学習に来てくれました!

館内説明ではメモを取ったり、手を挙げて質問をしたりと
積極的な姿が見られました。


雨が降りそうな天気でしたが、いもり池の周りも
館長の解説を聞きながら歩きました。
これを機会に自然環境に関心を持ってくれる事を願います。
学校の授業でお越しの場合、館内・館外ともに無料で
ご案内致しますので、地域や自然の学習にぜひお越しください!

端境期で花が少なかったいもり池周辺ですが、少しずつ咲き始めました!

ノイバラ
近くを通るだけでバラの良い香りがします♪


ミヤマイボタが咲き始めました!
沢山花を咲かせそうです。


ヤマグワの実がいっぱい♪


ヒメシジミも見られるようになりました。

いもり池ではスイレンが次々と花を咲かせています


当館裏の鉢では、昨年分けて頂いたヒツジグサが

今年も咲きました!
これからも花を咲かせてくれると思います!


黄色い花いろいろ
昨日の暴風雨とは打って変わり、ぽかぽかの陽気に
当館裏のビオトープではモリアオガエルが水面でぷかぷかひなたぼっこ。

5,6匹は浮いていました。普段は隠れていてなかなか姿を
見せてくれませんが・・・

なんて格好だ!!くつろぎ過ぎです。

いもり池のスイレンが咲き始めました。


遊歩道の目立つ花は、昨日の暴風でほとんどなくなって
しまいましたが、足元に小さな黄色い花たちが咲き始めています。

ミヤコグサ


ハナニガナ


ヒメヘビイチゴ


コナスビ。
踏んでしまいそうな程小さく、目立ちませんが、
良く見ると可愛い花ばかりです。観察してみてください。

目立つ黄色い花といえば!?

オオハンゴンソウ!(現在花はまだ咲いていません)

鮮やかな黄色できれいなのですが、繁殖力が強く、
生物の多様性に影響を及ぼす恐れがあるため、
特定外来種に指定されています。
豊かな自然を守るため、オオハンゴンソウの駆除活動を
行っております。
ご協力いただける方を募集中!!
多くの方にご協力頂けると大変助かります。
ご参加お待ちしております。

6/25・7/30 オオハンゴンソウをやっつけろ!



野草茶を作ってみよう!
梅雨時になり肌寒い日が続いていましたが、
今日は暖かく、いもり池を散策される方が多くいらっしゃいました。


当館のウッドデッキでは、野草茶を作るイベントを行いました!


周辺を散策し、植物を観察した後

みなさんで協力して葉を切ったり


炒ったりし、笹茶を作りました。
香ばしくとても良い香り♪
カメラを構えている女性はケーブルテレビの方なので、
JCVの妙高チャンネルで近々放送されます!
気になる方はチェックしてみてください♪


スタッフが事前に作ったクワ、ドクダミ、スギナ、ヨモギ、
オオバコのお茶も飲み比べていただきました。
クワ茶が人気のようでした。


お茶といえば和菓子よね♪ということで、
とある葉を入れて、よもぎだんご風のお菓子を作ってみました。
とある葉、とは・・・特定外来種のアレです。

【オオハンゴンソウ】
入れてみました!意外とおいしく頂けましたよ!
参加者の方には気に入った茶葉をお持ち帰りいただきました。
茶葉をブレンドしている方もいらっしゃいました。

いもり池の湿原はあっという間にヨシが茂り、緑が濃くなりました。
その中で黄色い花が目立っています。

サワオグルマ
昨年より沢山花を咲かせています。ヨシ刈りの成果でしょうか。


ミズキも所々で咲いています。


ケナシヤブデマリも。

遊歩道からはずれた所でオオナルコユリを発見!

池の周りを離れ、周辺も散策してみてください。
もう少しで夏の花を楽しめる季節になりそうです!



外来種駆除と自然と
今週に入いり、妙高市役所より委託を受けた業者さんによる
スイレン刈りが実施されました。



スイレンは外来種であり、いもり池には人為的に持ち込まれたものです。

妙高の自然と生態系を守るためにも、人の手による適正な管理が必要なのです。



右の櫓のようなものが見えますか?刈りあげたスイレンを乗せたボートを、機械で引き寄せ
ています。すごいですね~昨年は、ボートにつけた縄を人力で手繰り寄せたものでしたが。

やはり、外来種であるオオクチバスを駆除するという目的で
「ブラックバスをやっつけろ!」というイベントが明日から二日間行われます。
ブラックバスも隠れるスイレンが無くなり、これで釣りの成果も期待できますね。



妙高高原ビジターセンター正面入り口の前の木にシジュウカラが止まっています。
父親鳥がヒナの成長を見守っているのでしょうか?



父親が止まっている木の斜め下の巣箱から顔を出しているのは
母親鳥でしょうか?シジュウカラは夫婦で子育てをするそうです。

ビジターセンターにお越しの皆さま、暖かく巣立ちを見守ってくださいね。



その側では、シジュウカラとは親子関係など何ら関係のないホオジロが、
声高にさえずっていました。

近くの林のなかでは、コサメビタキのヒナが孵っていました。
昨日数日ぶりにコサメビタキの巣に訪れたら,エサを欲しがる小さな小さな
くちばしが見えました。

とてもとても可愛いです。


妙高高原ビジターセンターいもり池の周辺は自然がいっぱいです。
自然を感じに遊びにいらっしゃいませんか?




世界が広がる専門家との散策
6月4日(日)にリブランの森ガイドウォークが行われました。
リブランの森はビジターセンターから徒歩10分ほどの場所にある遊歩道で、
1周2時間ほどで散策できる、ミズナラなどの広葉樹が多い森です。


講師は笹ヶ峰ガイドウォークに引き続き、
ビジターセンターアドバイザーで植物のスペシャリスト松井先生(右)と、
同じく地元の山々・歴史・文化に詳しい池田さん(左)です。

この時期の妙高高原は春の花と夏の花の端境期で、目立つ花が少ないのですが、
二人にかかれば、話はつきません。
リブランの森の入口に着くまでに45分かかりました(早い方です)。

一番最初の解説は、今が見頃のタニウツギです。

ピンク色のきれいな花ですが、「火事花」と呼ばれ、この花を家に持ち帰ったり庭に植えたりすると、
家が火事になるといわれています。
火事花と呼ばれる理由はタニウツギをネット検索すれば調べられますが、
講師の方は、「この花が咲くとネマガリダケを取りに行くのにいい時期なんです(笑)」と説明。
なるほど、そうなんですね。

ここからは一緒に散策している気分で、植物の名前をお考えください。
①この植物は何でしょう?

葉をちぎって匂いかぐと、ゴマの香りがします。(答えは下の方に書きます)

②続いてはこれ。

葉の先がとがっていて基部が湾入しているので、先ほどの植物でないことはわかりますが、
はてさて、わたくしには皆目見当がつきませんでした。
ヒントは広葉樹・不分裂葉(葉に切れ込みがない)・対生(葉や枝が対にでる)・鋸歯縁(葉の縁がギザギザ)・落葉樹。
もう一つ大ヒント、カエデの仲間です。
カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それがなまったものだとされています。
なのにこの葉には切れ込みがないなんて…。

③最後は似ているけれど違う植物。

左は葉が2枚(1枚の葉は7~17枚の小葉が鳥足状になって分かれる 1枚の場合もあり)。
仏炎苞(ぶつえんほう 縞々の部分)が葉よりにある。
茎(偽茎)にまだら模様がある

右は葉が1枚(1枚の葉は5~7枚の小葉が鳥足状になって分かれる)。
仏炎苞が葉よりにある。
茎(偽茎)にまだら模様がない

植物の専門家と歩くと、普段どれだけ植物を漠然とした目で見ているのかに気付かされ、
また、植物の種類の多さに驚かされます。
松井先生と池田さんは8月26日(土)・27日(日)に行われる「秋の草原ガイドウォーク」も講師を務めていただきます。
植物についてもっと深く知りたい方はぜひご参加ください。

【答え】
①ゴマギ
②ヒトツバカエデ(別名マルバカエデ)
③マムシグサ(左)とヒロハテンナンショウ(右)

マムシグサやヒロハテンナンショウは栄養状態によって性転換する植物です。
小さい時はオスで、成長するとメスになるそうです。
見分け方は仏炎苞の下部に穴があいているのがオス、あいていないのがメス。
これは同じサトイモ科のミズバショウのように、仏炎苞の中に肉穂花序(モロコシ状の部分)があり、
体に花粉を付けた虫が脱出するための穴です。
メスは花粉を運んでもらう必要がないので穴がありません。
メスの仏炎苞に入ってしまった虫は外に出られず死んでしまうそうです。
…植物の世界は奥が深いです。


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