妙高高原ビジターセンターのスタッフによる、移りゆく妙高の自然についてつづるブログです。
ようこそ! ようこそ!「妙高高原ビジターセンター」スタッフブログへ!

ようこそ!


クリスマスリース作りを行いました。
今年からの新事業の「クリスマスリース作り」を本日行いました。
リースはローマ帝国の時代は権威の象徴でキリスト教の家庭や教会ではクリスマスの数日のためにろうそく4・5本を使用したものも飾ります。
さて本日は3名のお客様を迎えて、作り始めました。
まずは春日館長から説明を受けて・・

ビジター周辺で集めた材料を使い作り始めました。



春日館長・佐藤副館長のタッグで作ったリースもこんな感じに出来上がりました。

お客様のものも出来上がりました。
こんな感じです。



お客様も素晴らしい出来でした。お疲れ様でした。
良いクリスマスをお過ごしください。
クリスマスリースづくりは12月7日(日)にも行います。
詳しくはHP(ホームページ)の方をご覧下さい。

過酷な自然界で生き延びる‐冬眠‐
今日は朝は寒かったですが、昼前から昼過ぎ頃までは20℃近くの温度になりました。
春に向かう時の温度のような気がしました。
私たちの住む日本やヨーロッパや北アメリカには両生類が活動するには寒すぎる冬があります。
変温動物の両生類は外の気温が下がると体機能が低下し、生きていけず、さらにエサにもめぐり合うチャンスもすごく少なくなります。
そこで、深い土中、厚く積もった枯葉の中に身を沈めています。これが冬眠です。冬眠している間は呼吸数の低下、心拍数の低下などの機能を下げることで無駄なエネルギーを使わないようにします。

写真はヤマアカガエルRana ornativentrisですが、本日の午後、ゴミ拾いをしていたら暖かい気候のせいなのか出てきた個体です。
彼らも春先は・・・
こんな感じですが。
冬眠を始める前にはできるだけ多くのエネルギーを得ないとだめですので、彼らは頑張って秋に多くのエサを採りに出てきます。
自然界の過酷な環境を生きている生き物の活動にはただただ驚かされます。

いもり池の樹木~樹木に親しもう~

葉の茂るころには、

あまり目の向かない木々ですが・・・

紅葉が終わると木肌や木の形などが

よく分かるようになります。

この季節は樹木に注目してみましょう。


いもり池周辺の遊歩道を少し脇に入ると

ヤマナラシの木があります。

木肌にそろばんの目のような柄が特徴的です。



ヤマナラシ(山鳴らし)という名前は風が吹くと

葉が揺れて山が鳴るということから付けられたようです。

別名ハコヤナギとも言います。

材としては白いので

箱が作られていました。


いもり池を散策していて、 

一際目立つのは

このシロヤナギです。

特に妙高山を背景にして

右のいもり池岸にある

シロヤナギはヤナギのなかでは

巨樹であると

言えるのではないでしょうか?

立ち姿が美しいことも

シロヤナギの特徴です。

樹皮や葉の裏が白いことから

シロヤナギ(白柳)

と呼ばれています。

いもり池には 様々な木がありますので

ぜひビジターセンターに立ち寄って

木のことを尋ねてみてくださいね。

お待ちしています。


12月からは毎週水・木曜日が休館日となります。



変身と進化の分かれ道
今朝は妙高山の頂上まで見えていましたが午後になり山頂が霧で覆われ見えなくなってしまいしました。
所で、こんな言葉を目にしたことはよくあると思いますが・・
「進化し続ける○○」、「○○に変身!」
進化という言葉を「個人や個体が環境順応してより高いパフォーマンスを発揮すようになること」という意味で使用している例が目立ちます。
進化とは・・・
繁殖可能な集団には色々な特徴を持つ個体が存在し、子どもを多く残すのに有利なこれらの特徴(適応形質)は、もし子孫に遺伝するならば、つまり遺伝子により決まっていたら世代を重ねるにつれてこの特徴を持つ個体の子孫が集団で多数を占め、持たない個体(遺伝子)は次第に数を減らしていきます。
集団全体の平均的な特徴が世代の経過とともに変化することで個体ごとの性質は変わらなくても、集団全体を見ると新しい特徴を持つ生物へと集団が生まれ変わったように見えます。生物学内では、このような集団内の遺伝子の割合(遺伝子頻度)の変化を伴う集団の特徴の変化を
「進化」というのです。

「ポケットモンスター」の「進化」は表現型可塑性による「変身」または「変態」と呼ぶ方が適切です。
しかし、「変身が進化する」ことはありえることで、変身能力は遺伝子で決まっており、変身可能と不可能の集団がいた場合、環境が変化した際に変身可能の集団が不可能の集団よりもたくさんの子孫が残せて、世代が経過すると変身可能集団がほとんどになって集団の遺伝子組成が変化していくと予想されます。

これが現在、生物学で考えられている「表現型可塑性の進化」のプロセスです。


いもり池の水中の住人‐川虫‐
今日は、朝は雨、現在くもりです。
妙高山の頂上は霧で覆われています。
さて、もうすぐ師走のこの時期に池の底を少しタモ網ですくってみると・・・

川虫が採れました。
でも、よーく見ると・・

汚い河川などの指標生物であるユスリカ幼虫(写真の赤い幼虫)が多くいました。
でも中にはトビケラ目の幼虫が1匹混じっていました。
トビケラは実は発電害虫であったことを皆さんご存知ですか?
トビケラ幼虫が発電水路に巣や捕獲網を作ってしまうと発電水路の水流に抵抗を与えて、発電出力低下を招いてしまうみたいです。なので、発電害虫と呼ばれています。
発電害虫となるのはシマトビケラ科の中のウルマーシマトビケラとナカハラシマトビケラ幼虫です。
発電害虫としてのトビケラの存在がわかったのは昭和9年(1934年)のことです。世間で注目され始めたのは昭和18年の朝日新聞記事で「電力を喰う虫」の記事が掲載されたからだそうです。
それから現在に至るまで色々な取り組みがされたようですがトビケラ駆除の悩みは尽きないようです。

ある地域で食されている「ザザムシ」はカワトビケラやカワゲラ、ヘビトンボ等の幼虫の総称です。

私も何度かザザムシの佃煮を食べた経験がありますが結構美味しいですおにぎり
佃煮にしてしまえばその他の昆虫も美味しいのでは?と思う今日この頃ですお茶

オタマジャクシの話
今日は朝から雨が降り、現在も降り続いています。
さて、今日はオタマジャクシの話を少しします。

オタマジャクシの呼び名の由来は、「汁杓子」・「御多賀杓子」などの汁をすくうものに似ている形からオタマジャクシとなったようで、地方にはその他にアタマニュウドウ、カエルコ、ゲイリコ等々の呼び名があります。
オタマジャクシは古代エジプトのヒエログリフ(神聖文字)で測量の単位を示す図として使われ10万の単位として表されています。
また、地方によってはオタマジャクシを民間薬として用いているようで、子供の咳止めにはオタマジャクシを煎じて飲めばよいなどの事が言われてきました。また、白髪染めに昔使われたこともあったみたいです。
また、オタマジャクシの腸は長く、渦を巻いて体に収まっています。オタマジャクシも様々で、強い肉食性のオタマジャクシもいます(バジェットガエル等)。
ちなみにオタマジャクシの口には歯もあります。エサをそぎ取って食べます。

オタマジャクシの話は今日はこのくらいでおしまいおしまい。

タヌキとキツネの文字を読み解くと
今日は、当地でもよく見られるタヌキとキツネに関する話をします。
タヌキは必ずへまをし、キツネは狡猾という昔話のイメージがありますよね。

キツネ:ヨーロッパでは葡萄の害獣として知られ日本では瓜畑などを荒らすので漢字でけものへんに瓜と書かれるようになったそうです。もともと、キツネはキツと呼ばれ、それは鳴き声から来ています。「万葉集」に「きつに浴さむ」、「伊勢物語」に「きつに食めなむ」とあるのが証拠です。
鳴き声はオスがコンコン・メスがクワィクワィと鳴くと言われていました。キツネのネは、諸説ありますがそのうちの一つにお稲荷様のお使わしであることから、尊称であるネの文字を加えたものだとも言われています。又もう一つは舒明天皇のころ、ある男が狐の変した女と夫婦になり子も生まれ幸せな暮らしをしていたが、犬に狐と嗅ぎつかれて襲われ、正体を現して逃げた際に男が「来つ寝よ(時々来て俺と一緒に寝てくれ)」と言ったとされこれがもとで狐はキツネと呼ばれるようになったとも「日本霊異記」「水鏡」。

タヌキ:けものへんに里と書くタヌキは、しばしば村里に下りてきたからともいわれ、カタカナのタヌキは手貫きから来たようです。手貫とは、小手にはめる手袋のたぐいで弓を射る際に使う弓懸もその1つです。
手に貫いてはめるから手貫で手の字は手枕、手束のようにしばしばテではなくタと発音します。それで手貫をタヌキと呼ぶようになりました。手貫を作る皮によく使われたのがタヌキであったためいつの間にか皮の持ち主をタヌキと呼ぶようになったようです。
タヌキは捕らわれたショックで気絶することがあり、死んだふりをします。そこに人が近付くと正気にもどり逃げていくので「人を化かす」という話が出来てきたみたいです。

ある動物園では日本のタヌキを海外の動物園と交換したところ、海外の貴重な生き物と交換されたということもありました。海外の方から見れば日本の身近な生き物もUnusual(普通でない)なのかもしれませんねにこっ

美しき逆さ妙高山


晩秋から初冬への

移ろいが美しく感じられる

季節になってきました。

逆さ妙高山も

はっきり池面に映りこんでいます。

これから空気が澄んでくると

さらに

青空の下

妙高山の

美しい姿が

見ることができるでしょう。

真実はそこにある
今朝は気温4℃で比較的暖かく、現在は18℃にもなっています。
さて、今日のブログのタイトルは「Xファイル」をご存知の方なら分かりますよね?
オープニングの音楽の最後に画面に出てくる「TheTruth is out There(真実はそこにある)」からとりました。
Xファイルは1993年~2002年にアメリカでSFTVドラマとして長期間続いたものです。
日本でもテレビ朝日で3 seasonまで放映されました。FBIのフォックス・モルダー捜査官と
ダナ・スカリー捜査官の活躍する物語です。
では、何故、今日のブログでこんな事を書くのかというと「オオマリコケムシ」という生物を紹介したいと思い書いたのです。
オオマリコケムシはこんな生き物です。

そして、今日「狐池」で撮影したものがこちら・・

オオマリコケムシ Pectinatella magnificaは外肛動物で北アメリカ東部原産の生き物で日本では1972年に山梨県河口湖で発見され、その後全国に広がり始めています。
いもり池では2011年に発見されています。
この生物は中々わかっていないことが多いみたいです。

初めて見たときは宇宙から来た生物かな?にこっとも思いましたが(笑)。
それはさておき、これは自論なのですが、生き物を学ぶ上ではやはり足を運んで現場を押さえないといけないといけませんね。そこにこそ真実があるのですから。

変態-Metamorphosis-
青虫はどのようにして空に舞う羽をもつようになるのでしょう?

幼虫から成虫になるときに変態という行動をしますが変態にも色々あって・・
バッタの仲間やトンボ、セミ、ゴキブリ等は「不完全変態」といい小さな変化をします。
それに比べてチョウやガの仲間、カブトムシなどの甲虫類等は「完全変態」をします。
でも、言葉だけ見ると「おや?」と思う方もいるはずですよね。トンボやセミも幼虫と成虫では全然形が違いますよね。
実は完全変態・不完全変態はサナギになるかどうかで決まるのです。完全変態はサナギになり「幼虫組織の崩壊」、「成虫組織の形成」といった劇的変化をします。

今回は、サナギから羽化までことを少し紹介します。
まず、幼虫の脳が成虫へ変化する舵をきると、腸の中身を出す下痢(ガットパージ)をします。腸に食物や便がたまると腐って羽化する前に死んでしまいます。体内では成虫用の器官形成が始まると同時にサナギになる場所を探し始めます。
徐々にクチクラ(丈夫な膜)が分泌しだし、外側が硬化してサナギに姿を変えます(蛹化)。

サナギになると、不要になった幼虫の器官は退化、消滅し始め、これらは消化されて新しい器官の材料になります。
サナギの前期は内部がどろどろの白い脂肪粒で満ちて、後期になると筋肉が発達し羽化までには成虫の体が出来上がります。ぎょ
サナギの期間は種及び季節によって変わりますが、カイコガで約10日です。

ここまで昆虫の話をしましたが、有名なアニメ・ゲームの「ポケットモンスター」がありますよね、その中で様々なモンスターが「進化」しますが、生き物の世界ではこれを的確に表すと「変化」・「変異」が言葉としては良いと思います。


カレンダー
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       
<<  2014 - 11  >>
最新記事
過去記事
ブログ内検索
施設案内・その他
    〒949-2112
   
    新潟県妙高市関川2248-4
   
    TEL/FAX 0255-86-4599
    開館時間 9:00~17:00
    休館日 4月~11月無休/12月~3月水木







    処理時間 0.320504秒